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甘口 と 辛口

特に 純米吟醸「蔵人」、私がいちばん お勧めする当社の看板商品ですが、
このお酒を店頭で お客さんに試飲してもらうと、感想が 両極端に別れることがあります。
「このお酒、甘いね」という人、「え? ウソや、辛いやん?」という人。
で、「どっちが正解ですか?」と訊かれますけど、
私は にんまり笑って「どっちも正解です ( *´艸`) 」と答えます。
そう、 甘くて辛い…、そんなお酒も存在するのです。

例えば、熱々のお風呂に 冷たい水を加えていくと、丁度いい温度の ぬるま湯になりますよね。なぜなら、温度は お互いを打ち消し合って その中間に落ち着こうとするから、つまり「中和」が起きるからです。温度は「中和」が起きるから、熱いか 冷たいか、またはその中間かの、どこか1点に落ち着こうとします。

ではでは、辛い塩水に、甘い砂糖水を混ぜていくと、どこかで真水になるのでしょうか。そんな事は起こり得ません。甘辛い水が出来上がるだけです。

熱い・冷たいは 「中和」が起きますが、甘い・辛いは「共存」し合うのです。
よって「甘辛い」という両特性を兼ね備えた味わいが生じるのです。

もっとも お酒でいうところの「辛い」とは Salty ではなく Dry または Acid なので、上の例えとは少し異なります。しかし それにしても、甘くて辛いということは 充分起こり得る、と言うのが私の考え方です。

もちろん 明らかに 甘く感じるお酒や、辛く感じるお酒も存在します。かく言う弊社の商品にも純米辛口と言うのがありますゆえに。

しかし私は基本的には、そのどちらにも傾倒することないのが いいお酒であるとも考えておりまして、口に含んだ瞬間は甘さを感じる(この方が口当たり優しく感じるハズです)けど、後口は ビワチョウお得意の酸味でスパッと切れ上がる(から、甘くとも、甘ったるくはならない)ので辛く感じる、、、んで 飲み下した後になって、
「(゜-゜)あれ?、今のお酒 甘かったの?辛かったの? 、、、どっち?」ってなる。
そして、私は にんまり( *´艸`)するわけです。


私は 常々、お酒の味を表す時、「熱いか冷たいか」「白か黒か」「敵か味方か」みたいな両極端思考で、「甘口か辛口か」を表現することに無理を感じてきました。だって、そうでなければ「甘辛い」という味など 存在し得ないのだから。

ちょっと 両極端思考から離れて、「甘くて辛いお酒もあるんだ」って思ってみませんか?こんな発想の転換で、いっきに 目からウロコが落ちるように、視界が開けることって、お酒には よくあることです。

さぁ、ビワチョウは 甘いのでしょうか、辛いのでしょうか、あなたは如何お感じになります?


( *´艸`)ふふふ







余談ですが、
私は高校生くらいまで 「しょっぱい」と「すっぱい」の区別がついていませんでした。
ここ、近江今津では、唐辛子の辛いも、塩の辛いも、全部まとめて「辛い」と言うのですよ。
「しょっぱい」と言う人の事を、訛ってて「すっぱい」が言えない人だと思っていました。
今でも今津で「しょっぱい」と言う人は きっと稀です。強いて言うなら「塩辛い」です。
今津で「しょっぱい」は言わない方がいいですよ、訛ってる人(=イナカモン)だと思われますから。
イナカモンの今津町民に、イナカモン呼ばわりされるなんざ それこそ…( *´艸`)












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